洋(法律学)といった行政学者以外の推進による事例が少なくないのとは対照的である。
かつて1960年代に、増山政道は日本の政治学において今後発展する分野は行政学と国際政治学であると述べた。その言葉どおり、行政学は著しい発展をみせたといえる。しかし、その発展は伝統的な日本の政治学の枠内での発展にとどまっているということもできる。政策科学の諸業績を融合させた形での新しい発展は21世紀を待たなければならないのかもしれない。
(前田成東)
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